皆さんこんにちは、じぃ~じです。
今回は「~に頼る」という英語表現を5選を例文と語源&派生語つきで解説します。
日本語にすると「~に頼る」となりますが、
「あてにする」
「~に依存する」
「~次第」
という意味になったり、
「任せたよ」
「頼りにしているよ」
という意味にも使える便利な表現です。
rely on ~
You can rely on me.
(僕に任せておきなよ)
I always rely on her as a coach.
(私はいつも彼女をコーチとして頼りにしていた)
ちなみに発音は「リライ」です。「リレイ」ではないので注意が必要です。
2番目の文を受動態することも可能で、その場合はherを主語として前に出し
She is always relied on as a coach.
(彼女はいつもコーチとして頼りなる)
とします。主語を特定したくない場合にはこちらになります。
・reliable「頼りになる」
☞Japanese buses are very reliable.
(日本のバスは頼りになる)
☞Steve is a really reliable man.
(スティーブはとても頼れる男だ)
depend on ~
We depend on you.
(私たちはあなたを当てにしています)
She depended on me for help.
(彼女は私の助けを当てにしていた)
dependの語源は
“pend”
で
「ぶら下がる」という意味です。
pendant
「ペンダント」
が一番わかりやすい単語かもしれません。
従って、dependには
「何かにぶら下がっている」
→「~次第である」
=「~に依存する」
という意味もあります。
The crop depends on the weather.
(収穫は天気しだいだ)
また、
whether or not S V
「SがVするかどうか」
とセットになることで
「~かどうかは…次第だ」
という便利な表現になります。
Whether or not we go hiking depends on the weather.
(ハイキングに行くかどうかは天気次第だ)
さらに、会話の中で
“It depends.”
や
“Depends.”
ということで
「状況による」
という表現にもなります。
A : Are you coming by car?
(車で来ますか)
B : It depends.
(場合によるよ)
・dependable
「頼りになる」
☞He is a dependable man.
(彼は頼りになる男だ)
・independent
「独立の、頼らない」
☞I became independent of my parents.
(両親から独立した)
・independence
「独立」
☞Independence Day
(独立記念日)
・suspend
「一時停止する」
・pending
「未決の」
count on ~
We are counting on you for financial help.
(財政上の援助を期待しています)
I’m counting on you.
(任せたよ)
countは
「カウント」
すなわち
「数を数える」
というもともとの意味があります。
「数」というのは
「客観的なデータ」
と言えますので
「客観的なデータ」
→「信頼できる」
と覚えておくとよいでしょう。
count
は派生語である
“account”
の方が関連表現が多いので、そちらを覚えてもらえるとよいでしょう。
・account for ~
「~を説明する」
☞She was asked to account for her action.
(彼女は自分の行動を説明するように求められた)
☞There is no accounting for taste.
(味の好みは説明できない=「蓼食う虫も好き好き」)
・accountability
「説明能力」
・accountant
「会計士」
・take ~ into account
「~を考慮に入れる」
・on account of ~
「~の理由で」
☞The train was delayed on account of an accident.
(事故で電車が遅れた)
turn to ~
I have no one to turn to except my wife.
(奥さん以外に頼る人がいない)
She didn’t turn to anyone for support.
(彼女は援助を誰にも頼らなかった)
turnを使ったイディオムはたくさんあり、覚えていくのが厄介ではあります。
to
は
「到着している」
ことを表す前置詞なので、
ピタっと「頼っている」
と感覚をつかめるとよいかもしれません。
・turn up
「現れる」「~を強くする」
・turn on
「スイッチを入れる」
・turn off
「スイッチを消す」
・turn around
「くるっと向きを変える」
・turn over
「ひっくり返す」「ひっくり返る」
・turn out (to be)
「~であることが判明する」
・turn away
「顔をそむける」「離れる」
・turn down
「却下する」「音を小さくする」
・turn into
「~になる」
resort to ~
He finally resorted to violence.
(彼はついに暴力に訴えた)
We may have to resort to untrained staff.
(新人のスタッフに頼るしかないかもしれない)
この表現が最もよく使用される文は例文の
resort to violence(暴力に訴える)
ですが、2番目の文のようにも使えます。
もともと
resort
は
「行楽地」「リゾート」
という意味が一般的に広く知られている意味です。
このように「頼る」という意味でも使えるということを覚えておいてください。
ちなみにもともとの意味は「再び出かける」です。
・a holiday resort
「行楽地」
・a ski resort
「スキーリゾート」
・as a last resort
「最後の手段として」
まとめ
いかがでしたか。今回の「頼る」という英語表現をまとめると
・rely on ~
・depend on ~
・count on ~
・turn to ~
・resort to ~
でした。関連表現も含めて1つでも役立つことがありましたら光栄です。