みなさんこんにちは、じぃ~じです。今回は連鎖関係代名詞の見分け方をわかりやすく解説します。
連鎖関係代名詞をどうやって見分けたらよいかわからないニャン
関係代名詞の問題の中でも、最難関とされるのがこの「連鎖関係代名詞」。
ちょっとしたコツがわかれば問題も簡単に解けるはずです。今回は連鎖関係代名詞の見分け方をわかりやすく解説します。
連鎖関係代名詞とは
連鎖関係代名詞とは関係代名詞の直後にI think, I know, I hope, I hearなどが一見挿入されているようなカタチになる場合のものです。
The woman who I thought was her sister was actually her mother.
私が彼女の姉だと思っていたその女性は、実は彼女の母親だった。
連鎖関係代名詞の出題例
連鎖関係代名詞は関係代名詞の文法問題でたびたび出題されます。
出題のされ方は関係代名詞は何を入れるかというパターンです。
The position was filled by a man _____ she thought was thoroughly competent.
A : of which
B : who
C : whose
D : whom
関係代名詞whatもたびたび出題されます。
Are you doing what _____?
A : you think you are right
B : you think it is right
C : you think is right
D : it is you think right
複合関係詞で登場することも
We will elect _____ we believe is trustworthy.
A : whoever
B : whomever
C : those who
D : of whom
このように色々なパターンで出題される連鎖関係代名詞ですが、見分け方のコツをはただ1つです。
連鎖関係代名詞の見分け方のコツ
連鎖関係代名詞の見分け方のコツは
I think, I know, I hopeなどを外して考える
です。次に
文の要素で何が欠けているかを考える
となります。例題で考えると
このように考えると問題の英文は
The position was filled by a man _____ was thoroughly competent.
であることが見えてきます。これについては
先行詞が人で後ろの文に主語が欠けていますので関係代名詞whoを入れることがわかります。
先ほどの複合関係詞の問題
We will elect _____ we believe is trustworthy.
A : whoever
B : whomever
C : those who
D : of whom
もwe believeを外して考えると
We will elect _____ is trustworthy.
となり後ろの文に主語が欠けているので主格であるwhoeverを選ぶとわかります。
このようにI thinkなどを外して考えることで簡単に見分けることができます。
関係代名詞の空欄補充のやり方を再確認したい方はこちらも参考にしてみてください。
連鎖関係代名詞の仕組み
さまざまな問題パターンに対応するために連鎖関係代名詞の仕組みを確認しておきます。
そもそも関係代名詞は2つの文をつなげる働きをします。冒頭の
The woman who I thought was her sister was actually her mother.
私が彼女の姉だと思っていたその女性は、実は彼女の母親だった。
をもともとの2つの文に分解すると
このような仕組みがわかれば連鎖関係代名詞をより深く理解できますし、先ほどの例題も確実に正解できます。
Are you doing what _____?
A : you think you are right
B : you think it is right
C : you think is right
D : it is you think right
関係代名詞を使って2つの文をつなげるやり方に不安がある人はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
連鎖関係代名詞の注意点
連鎖関係代名詞にはいくつか注意点があります。
主格も省略できる
主格の関係代名詞は省略不可でした。
I have a friend who lives in London.
私にはロンドンに住んでいる友達がいます。
whoは省略不可
連鎖関係代名詞では関係代名詞の後ろがI thinkなどSVのカタチとなるため、主格の関係代名詞でも省略ができてしまいます。
I saw some people ( who ) I thought were travelers.
わたしは旅行者だと思える人たちを見かけた。
whoは省略可能
目的格も存在する
連鎖関係代名詞では主格の問題が圧倒的に多いですが、目的格も存在します。
That is a statement which I believe I can prove.
それは私が必ず立証できると思う陳述だ
もとの文はI can prove it.でit = a statementとなっています。
ただ、このカタチは違和感がないため間違えることもなく、出題例もないかと思います。
文の解釈上で登場する場合はあるかと思います。
まとめ
ここまで連鎖関係代名詞の見分け方のコツや仕組みを説明してきました。まとめると
挿入されているI thinkなどを外して考える
その後関係代名詞の見分けと同じ
関係代名詞whatや複合関係詞の問題にも登場
主格でも省略可能
となります。ちなみにこの連鎖関係代名詞は実際の会話でも登場します。
Netflixドラマ「エミリー、パリへ行く」でも次のようなカタチで登場しています。
A champere challenge that we hope can go viral.
消費者参加型のイベントよ
(直訳:私たちがバズると期待するChampere challengeです)
Champereは商品名、go viralで「バズる」
是非、使い方を理解して見分け方の問題も解け、実際の場面でも使えるようにしておくと便利です。
連鎖関係代名詞の見分け方がよくわかったニャン
最後までお読みくださりありがとうございました